株式会社 佐藤塗装店
塗装に関するQ&A

塗装ってなに?

なぜ塗り替えが必要?
塗料は、物の表面に塗られると丈夫な膜になって物を保護します。コンクリート、木材、プラスチック、鉄やアルミニウムなどの材料は、素材のままでは腐食・腐朽・分解等が進み、劣化、損傷します。そのまま放置していると建物の構造の損傷や環境悪化等の重大な問題につながることになります。タイムリーな補修、改修は、その建物の資産価値および住環境保持の上で大切なことなのです。

塗装の種類が多く、とにかく全然わからない・・。(塗装の知識)
塗装の商品の説明が書いてある「見本帳」があります。契約をする前に提示をしてもらい、作業工程の説明をしてもらいましょう。取り扱い上の注意・材料の長所・短所(重要)、そして、なぜその商品を決定したのか説明してもらいましょう。「見本帳」を提示しない、契約を急ぐ、作業工程があやふや…などの場合は、再検討の必要があります。契約は急ぐ必要はありません。

塗料の性能で良く使う言葉
「弾性」…塗膜に弾力性があり、壁がヒビ割れしても雨水の侵入を防ぐ効果があります。
「多機能」…防藻・防かび機能、低汚染機能、呼吸機能などを付与したものを指しますが、それぞれの機能グレードには差があります。
「微弾性」…下塗り塗膜に弾力性があり、軽度に壁がヒビ割れしても雨水の侵入を防ぐ効果があります。
「低汚染機能」…壁に汚れが付着しても雨で流れ落ちる効果(親水性塗膜)があり、雨ダレや雨ジミ汚染を軽減することができます。
「呼吸機能」…塗膜に通気性があり、雨水の侵入は防ぎますが、内部の湿気を外へ逃がす効果があります。
「多用途」…外壁専用ではなく、鉄部や他の部位にも使用されるものを指します。
「樹脂系」…紫外線に強い樹脂を使っていますが、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素の順により強くなります。
「弱溶剤系」…塗料を希釈する(薄める)場合に、においや溶解力の弱いシンナーが使えます。

外壁塗料の材質について
●アクリル系塗料耐用年数:5〜7年
アクリル系塗料の特徴として、樹脂の緻密な塗膜表面を生成します。安価で幅広く使われていますが、外部用としては長期耐久性に不安があります。また、カビや藻類等の微生物に対して強い抵抗性があります。新築に使われることが多い塗料です。
●アクリル弾性系塗料耐用年数:5〜7年
アクリル系塗料の特徴に加えて、弾性力を持った塗膜を生成します。下地に生じる変化に追従して、下地に対する外部からの影響を抑えます。またコンクリート等の中性化防止、塩害防止にその効力を発揮します。
●ウレタン系塗料耐用年数:5〜10年
強靭で高耐候性のウレタン樹脂を使用することで、超低汚染性を実現しました。防カビ・防藻性等にも優れ、微生物の発生を防ぐことができます。弱溶剤ウレタン塗料はこの10年塗替え用の塗料として主流になっています。
●シリコン系塗料耐用年数:8〜12年
シリコン系塗料により形成される塗膜は、紫外線や熱などに対して強く、また親水性が高く汚れが付きにくいという特徴もあります。弱溶剤ウレタン塗料に次いでシリコン系に移行しつつあります。
●フッ素系塗料耐用年数:10〜15年
フッ素系塗料は、耐侯性が高く、物性低下が少ないため、長期耐用性が確保できます。高耐久性を期待できる塗料ですが、高価なことが難点です。

外壁の吹付けの場合、どんな色でもできるのですか。
どんな色でもできます。ただし、使用塗料によって“色飛び”の現象が起こりえます。

外壁がサイディングなのですが、塗装はできますか。
もちろん、できます。近年、サイディングの塗替え工事が多く、機能性を重視した“多機能型塗料”が多く使用されています。

外壁のカビについて
カビの発生は菌によるもので、付着したカビ菌が水分などを養分として繁殖します。滅菌を行わずに、上から塗装を施しても、またすぐに再発生します。

お風呂場の壁がカビてきて、塗り替えたいのですが。
まずカビをしっかりと洗い落として(かびとり剤を使っても良いです)壁を洗って、しっかり乾かしましょう。
最近は抗菌剤入りの風呂場専用の塗料も出ていますので、それを使用すると良いでしょう。しっかり換気ができればなおいいです。

塗装工事でケレンとは何ですか?
塗装工事でよく使用する言葉でケレンという言葉がありますが、これは鉄部等のサビ落としのことです。ケレンで浮いたサビをどれだけ落として、凹凸をなくすかにより仕上がり具合は変わってきます。

トタン屋根にサビ止めペイントを全体に塗る必要はありますか?
サビが出ていないところは、必要ありません。錆びている所に布ペーパーでサビを落してからサビ止め塗料を塗り、全体的に掃除と、布ペーパーなどで軽く研磨してからトタン用塗料を塗装することをお勧めします。

鉄部の塗装方法を教えてください
サビやはがれかけている箇所を皮スキ、ワイヤブラシ、布ペーパーで、できるだけ落し、泥やほこりを掃除してからサビ止め塗料を下塗りします。よく乾燥させてから(乾燥、塗重ね時間は缶の表示を見てください)上塗り塗料の鉄部用ペイントまたは建物用ペイントをできれば2回塗りすることをお勧めします。どんな所にどんな塗料を塗ったら良いかはご相談ください。

瓦屋根を塗装しなければいけないのですか?
一般に和風瓦(釉薬の焼物瓦)、洋瓦(カラーベスト、コロニアル)分けて和風瓦は塗りません。しかし洋瓦は工場で塗装されていますので、環境にもよりますが、7〜10年をめどに塗装したほうがよいと思います。目安は、全体的に色、艶がぼけて表面がザラザラしてきたらそろそろです。塗料の種類も水性系と溶剤系があり、水性系の方が自分でも塗装しやすいです。しかし高い所での作業ですので、転落事故などに十分注意して作業してください。

ビニールクロスに塗装したいのですが?
水性艶ありペイントと艶消しがあり、直接塗るとビニールクロスの可塑剤の影響でベタつきがのこります。すでにビニールクロス用塗料として標示されている物は、直接塗ることが出来ますが、その他の水性壁用は、シーラーを下塗してから壁用塗料を上塗りします。現在は、塗装中の臭気を抑えた低臭型塗料、汚しても、ふき掃除で簡単に汚れを落とせる低汚染型塗料ができています。

コーキング材の上に塗料が塗れますか?
コーキング、シーリング材は建物の目地に充填したり、ひび割れの隙間をふさいで防水の役目をしますが、一般的にシリコン系のコーキング材には塗装できません。それ以外の変成シリコン、ポリウレタン、アクリル系には塗る事ができます。
しかし、半年後ぐらいからコーキングの部分が黒く汚れてくる場合があります。これは、コーキングの可塑剤が上塗りに移行して起きる現象で、コーキング材の選択違いでも、上塗りが悪いのでもなく、あまり気が付かないで使用されています。市販品の中にノンブリードタイプと説明があれば、こういう現象は起こりにくくなります。

艶のある家具を艶消しにしたいのですが、どうしたら良いでしょうか?
現在の塗装面をサンディングし、任意の艶消しクリヤーを塗装してください。任意の艶消しはフラットベースと呼ばれる艶消し剤とクリヤーを混ぜることによって調整します。判艶(五部消し)とか艶消し(完全艶消し)はスタンダードで用意がある場合が多いです。下地となる塗料がラッカーであるのかウレタンであるのかによっても剥離等
の問題が生じますので注意が必要です。目立たない個所に試し塗りをして確認してください。

木工クリヤー仕上げの塗装工程を教えてください
素地調整が終わってから初めて塗装工程となります。
 1.ヤニ止めシーラー塗装(木材に含まれるやに成分を押さえる塗装)
 2.サンディングシーラー塗装(仕上がりを滑らかにする為の塗装、乾燥後サンディングします)
 3.トップコート(仕上げクリヤー塗装)
以上の順番で塗装・乾燥・サンディングを繰り返します。塗装間隔については注意が必要です。

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